上司やクライアントからの無茶な要求に対して、本当はキャパオーバーなのに「断ったら関係が切れるんじゃないか」「次の仕事が来なくなるんじゃないか」と怖くなり、引き受けて疲弊してしまった経験はないでしょうか。 世間では「嫌ならハッキリ断れ」と言われますが、立場の弱い人間にとって、それはときに暴力でしかありません。断れないのは意志が弱いからではなく、脳と構造の力学がそうさせているからです。 今回は、育成担当者のリアルな悩みやフリーランスの葛藤、そして発注側として相手に気を遣いすぎてしまう自身の経験を交えながら、「なぜ弱者は断るのが怖いのか?」を解き明かします。綺麗事抜きの等身大サバイバル術をお届けします。 ◎星野良太の経歴 ・日本交渉協会 理事/人まず株式会社 代表取締役/コピーライター 【TODAY’S TOPICS】 ◎現場から聞こえる「境界線」をめぐるリアルな悩み ・育成担当者の「知らず知らずにハラスメント加害者になっていないか?」という恐れ ・フリーランスの「断ったら次の仕事が来なくなる」という切実な怯え ・相手に無理させていないか気にしすぎて、配慮で疲弊する星野の日常 ◎なぜ弱者は「断る」のがこんなにも怖いのか? ・【BATNAの非対称性】頼む側の「代わりはいる」と、受ける側の「今月の生命線」 ・【損失回避バイアス】目の前の案件以上に「将来のすべて」を失う恐怖 ・真面目な人ほど「断る=悪者になること」という罪悪感に縛られる罠 ◎自分の境界線を守る「2つの交渉技術」 ・【客観的基準】感情ではなく「稼働時間・仕組み・物理法則」を盾にする ・【ポジティブ・ノー】「Yes(敬意)- No(要求)- Yes(代案)」のサンドイッチ ◎「ぶっちゃけの開き直り」というリフレーミング ・明日からできる極小の初手:「即レスをやめて、返信を30分寝かせる」 ・丁寧に断って切れる相手なら、遅かれ早かれ大事故になっていたとリフレームする ・「どうせ後でキャパオーバーでバレるなら、今白旗をあげよう」という諦めの力 ------ お聞きいただきありがとうございました。交渉学についてより詳しい内容をお知りになりたい方は、『交渉アナリスト』のサイトをご覧ください。 Rss Apple Podcaster →