今回は、日本交渉協会理事の加藤氏をゲストにお迎えし、交渉やプレゼンテーションの成否を決定づける「準備のフレームワーク」をテーマにお届けします。「現場に行けばなんとかなる」と丸腰で臨んで返り討ちにあった経験は誰にでもあるもの。「交渉の8〜9割は準備で決まる」と言っても過言ではありません。本エピソードでは、陥りがちな「自分本位の準備」から脱却し、プレゼンを相手への「ギフト(贈り物)」と捉えるマインドセット、そして現場で即実践できる「4つの準備リスト」について詳しく解説します。 ◎加藤有祐氏のご経歴 日本交渉協会理事/一部上場企業 子会社 代表取締役社長 兼 CEO 【TODAY’S TOPICS】 ◎勝敗はテーブルにつく前に決まっている ・名プレゼンターほど本番の何倍もの時間を準備に費やす ・「準備の差」が本番での心の余裕と信頼を生み出す ・「自分視点の準備」から脱却し、相手目線で準備を進める ◎プレゼン・交渉は相手への「ギフト(贈り物)」というスタンス ・オーディエンス・アナリシス(聴衆分析) 相手の知識量、データ派かストーリー派か、何を期待しているのかを事前に徹底分析する。 ・相手への敬意がギブの姿勢を生む 相手の貴重な時間をいただいているという意識が、相手視点に立った質の高い準備へと繋がる。 ◎現場で使える「4つの準備リスト」 ①ゴール(Goal) 自分たちの目標だけでなく「相手が今回何を得たいのか」というゴールを明確にする。 ②ニーズ(Needs) 相手が具体的に何を、どれくらい、どんな優先順位で求めているかを整理する。 ③提供できる価値(Value) 自分の裁量や知識はもちろん、チームや組織全体で「相手の課題にどう貢献(ギブ)できるか」を幅広く洗い出す。④BATNA(ベストな代替案) 交渉が不成立だった場合の次の一手や具体的な条件の幅(妥協点)を決めておき、本番での動揺を防ぐ。 ◎目の前の相手だけでなく「背後のステークホルダー」を意識する ・担当者の後ろにいる上司や組織のニーズまで想像を巡らせることで、より深い信頼関係と提案の幅が広がる。 次回は、交渉現場で絶大な効果を発揮する「沈黙の技術」をお届けします。 ------ 交渉学についてより詳しい内容をお知りになりたい方は、「交渉アナリスト」のサイトをご覧ください。 Rss Apple Podcaster →