囲碁きっず - reborn - における対局開始までの流れと、その独自のシステムが持つ意味についてお話しします。 囲碁きっず - reborn - では、対局を始める際にまず部屋を作成します。ここで7路盤から19路盤まで、自分たちが打ちたい碁盤のサイズを選択し、どなたかお願いしますといったタイトルを付けて対局相手を待ちます。 誰かが部屋に入ってきたら、すぐに打ち始めるわけではありません。まずはチャットでコミュニケーションを取り、互先にするのか、あるいは置き石をどうするのかといった対局条件を相談します。双方が納得した上で、それぞれが黒番・白番の席に「着席」し、二人が席に着いた瞬間に初めて対局が開始されます。 多くのオンライン対局場では、対局を申し込んで相手が承諾すれば即座に対局が始まります。それが可能なのは、段級位システムによってハンデが自動的に計算される仕組みがあるからです。 しかし、囲碁きっず - reborn - には固定された段級位システムが存在しません。そのため、いきなり対局を始めることはできないのです。対局条件は、その場のチャットで決めるか、あるいはそのコミュニティ内の共通認識、あるいはその場にいる世話役のような方が仲介して決めることになります。 「そんなの面倒だ」と感じる方もいるかもしれませんが、そういう方のための場所は他にいくらでもあります。あえて手間をかけ、人と人とのやり取りを介する場所として、私たちはここを運営しています。 この「まず場所があり、会話を通じて条件を決める」という流れは、実はリアルの囲碁会では当たり前の光景です。碁会所で席亭さんが対局者同士の棋力を考えてハンデを決めるといった、人間味のあるやり取りがそこにはあります。そうした世界観をオンライン上に再現しようとしているのが、囲碁きっず - reborn - です。 このシステムは、昔の囲碁きっずが採用していたiGo棋院というオンライン対局システムに由来しています。当時のユーザーは、チャットでわちゃわちゃと交流しながら対局条件を決めていました。囲碁きっず - reborn - は、その古き良きカルチャーを復活させつつ、いままさにしているように理論武装を続けているわけです。 自動で決まる便利さではなく、対話を含めた全体で一つの世界観を作る。そんな独特なシステムについて、今日はお話しさせていただきました。 Rss