前半に続き、茨城県近代美術館 主任学芸員の永松左知さん。後半は展覧会をつくる側の話から始まります。作家が亡くなって10年、本人に聞くこともダメ出しをもらうこともできない回顧展を、どう立ち上げたのか。輸送費と図録と集客のリスク、巡回4館の座組、100点から70数点へ断腸の思いで削った出品リスト。さらに《擦れ違い/S字型還元》という謎めいたタイトルを一語ずつ解きほぐし、絵画教室に通う中学生が学芸員になるまでの道のりと、子育てとの両立まで伺いました。 https://sorosoro-art.vercel.app/ep/164 番組の感想は、#そろそろ美術の話を でお願いいたします。番組公式Twitterもフォローをお願いします! Guest Profile 永松 左知(ながまつ さち) 茨城県近代美術館 主任学芸員。専門は日本近現代美術。 Show Notes 作家不在の回顧展をつくる 没後10年 中西夏之 緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置(茨城県近代美術館):作品約75点、資料200点超。2026年11月12日(木)〜2027年1月17日(日)、巡回の最終会場。国立国際美術館:巡回の起点になった美術館。高松次郎なども手がけ中西作品も多く所蔵する、日本の戦後美術で知られた館。ここが決まって実現可能性が出た。山梨県立美術館:中西が1990年から山梨県大月市にアトリエを構えていた「地元ゆかりの画家」という理由で参加。セゾン現代美術館:西武美術館時代から中西と親しく、重要な作品を多数所蔵していることから参加。堤清二:西武美術館・セゾンを率いた人物。中西との交流が、セゾン現代美術館の参加につながった。 中西夏之アーカイヴ 制作(てずから)の跡を踏む─中西夏之アーカイヴ(東京藝術大学大学美術館):2025年秋、ご遺族から東京藝術大学へアトリエの資料一式が寄贈された。ドローイング、草稿、写真、書簡などが収められている。本展にも、このアーカイヴからドローイング資料の一部を借用して展示している。 関連イベント 2026年12月12日(土)、閉館後のエントランスホールで舞踏の公演。通常17時閉館のところ、17時開演。無料(申し込みは受け付けるが当日参加も可)。展覧会を見てから踊りを見る、という体験ができます。※詳細は当館HP・SNSで順次公開蝉丸:この公演の踊り手。舞踏グループ「黒藤院」主宰。山海塾:蝉丸さんは創立メンバーのひとり。中西が考案した山海塾の舞台美術を、実際に手を動かして一緒に作ってきた。 Rss Apple Podcaster →