村上春樹の作品に出てくる部屋には、どこか「住む」というより「滞在する」ような感覚があります。 家具の少ないワンルーム。清潔だけれど冷たいホテルの部屋。レコード、本棚、ほとんど空の冷蔵庫。そして、スパゲッティを茹でる、コーヒーを淹れるといった小さな日常の儀式。 そこにあるのは、家族の気配でも、屋敷の濃密さでもなく、静かに漂う個人の時間です。 今回は「物語の家と間取り」の視点から、村上春樹作品に描かれる部屋を手がかりに、現代の孤独や、整いすぎない空間が持つ“希薄さの美学”について話します。 📍関連リンク: instagram https://www.instagram.com/locadesignlab/ 加藤リンク https://lit.link/shunkato Rss