町田徹の経済ニュースふかぼり!今回は、こちらのトピックを取り上げます。

「東証の市場再編は『大山鳴動してネズミ1匹』に終わるのか!? 市場という鏡を磨いても、実態は変わらないという見方も」

東京証券取引所は、火曜日、2016年3月から6年近い歳月をかけて準備してきた市場区分の見直しを、今年4月4日から実施することを念頭に、全上場企業の新しい所属先を公表しました。

実質最上位となる「プライム市場」には1841社が上場。この結果、従来の東証1部上場企業の8割強が横滑りすることになり、プライム以外に移る企業は、2割弱にとどまります。

当初から懸念されていたことですが、上場企業や引受証券会社への配慮が幅を利かせてしまい、上場や退場、降格を巡る基準を厳格にすることによって、企業の成長意欲を刺激しようという狙いが十分に果たせたとは言えない状況になったのです。

今日は、大きな課題が残った格好の東証の市場再編について、今一度、真摯に活性化を目指すためには何が必要なのか考えてみたいと思います。

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